青森県下北半島の恐山を訪ねた。
駐車場から、総門の脇にある参拝受付へ行くと、16時に門が閉まりますよ、といわれる。
今は、15時20分、温泉に入ることが主目的だったので、焦る。
急がなくては。
山門をくぐって、極楽浜まで行く。
ここに来るといつもこの世ならぬ霊場の力と安らぎを感じる。
大急ぎで山門へ戻り、恐山温泉の男湯へ。
誰もいない。
洗い場も上がり湯もなにもないが、硫黄泉の源泉掛け流し、これだけで素晴らしい。
残された時間をぎりぎりまでお湯につかる。
これだけのために来る価値のある温泉である。